あなたは、テニスのノバク・ジョコビッチ選手の強さの秘密を知っていますか?

 

ジョコビッチ選手は、2008年全豪オープンで初のグランドスラム優勝を果たした。

しかし、その後はグランドスラムで優勝することもなく、第二集団に甘んじることになる。

原因は、試合の終盤になると、突然襲ってくる異変。

息ができなくなり、吐き気が襲ってくる。動きは遅くなり、力は弱くなる。

 

そんな彼の試合を、偶然、祖国セルビア出身の栄養学者、イゴール・セトジェヴィッチ博士が見ていた。

博士は、すぐに喘息が原因ではなく、食事に問題があると推測した。

博士が原因を調べたところ、小麦に含まれているグルテンに対して、不耐症であることがわかった。

博士の指導の元、小麦を取ることをやめたところ、すぐに体調が良くなった。

2週間後に、試しにベーグルを1個食べたところ、ジョコビッチ選手は、以前のように鼻づまり、めまいなど悪酔いをしたときのような状態になった。改めてグルテンが原因であったことが、はっきりした。

 

ジョコビッチ選手は、本格的に小麦グルテンをまったく摂らない食事生活に切り変えた。

最初の3ヶ月で、体重は82キロから78キロまでになり、体のキレがよくなり、動きが速くなり、かつ強さも増し、疲れも感じなくなり、息切れすることもなくなった。さらに精神的な集中力もついた。

その後、第二集団から抜け出し、2011年のウインブルドン優勝をはじめ数多くのタイトルをとり、世界ランキング1位となり、引き続き安定した強さを維持している。

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グルテンとは。

 

さて、そのグルテンとは何か。

グルテンは、小麦、ライ麦、大麦などに含まれているタンパク質です。

小麦粉はその大半が炭水化物で、タンパク質は10~15%である。そのタンパク質の80%が、グリアジンとグルテニンである。そこに水を加えて捏ねると、グリアジンとグルテニンが絡み合ってグルテンができる。

グルテニンは弾力に富むが伸びにくいタンパク質で、グルアジンは弾力は弱いが粘着力が強く伸びやすい性質をもっている。2つの性質の異なるタンパク質が結びつくと、両方の性質を持つグルテンになる。

 

このグルテンによって、のばしたり、広げたり、丸めたりして、パン生地やビザ生地、あるいはうどん、ラーメンを作ることができるようになる。

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グルテンの問題点

 

小麦グルテンを取ることで、

- 小腸内で消化不良、炎症を起こす可能性がある。その結果、便秘、下痢、膨満感など腸管疾患が引き起こされる。

- グリアジンには、中毒性があり、食べれば食べるほど、脳が小麦グルテンをほしがるようになる。

- グルテン不耐症やグルテン過敏症の人は、以下のような症状が起こり得ます。

肥満

高血圧

胃痛

糖尿病

心臓疾患

内蔵疾患

脳疾患

皮膚疾患

自己免疫疾患

慢性疲労

気力低下

関節炎

など

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