ACミラン所属で日本代表の本田圭佑選手が、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの特別研究員に就任しました。
現役サッカー選手の本田圭佑選手が、どうしてMITメディアラボの特別研究員になったのでしょうか。
近い将来、現役引退を考えているのでしょうか。
本田圭佑選手がMITメディアラボ特別研究員に就任した背景や引退の時期について調べてみました。
本田圭佑がMIT特別研究員に就任!
2016年7月22日に本田圭佑選手が、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボの特別研究員に就任しました。日本人アスリートとしては初めてのことだそうです。
MITメディアラボは、1985年に設立され、2011年9月から日本人の伊藤穰一さんが所長を務めています。外部から任命される特別研究員は僅か18名ですので、その中の一員に本田圭佑選手が選ばれるって凄いことですね。
また、MITメディアラボの特別研究員に就任する1ヶ月前の6月22日、本田圭佑選手は、米公共慈善団体の国連財団(United Nation Foundation)のユース担当のグローバル・アドボケート(Global Advocate for Youth)に任命されています。
国連財団は国連の活動を支援する団体の一つで、本田圭佑選手がこれまで台湾、カンボジア、インドネシアなどの9カ国で、現地の子どもたちにサッカーキャンプを開催していること。また、現地の孤児院にも足を運んで教育事情を視察するなど、若者を中心とした社会貢献活動を行っていることを評価されての任命となりました。
今回本田圭佑選手が、MITメディアラボの特別研究員に選ばれた背景に、国連財団のグローバル・アドボケートの就任そして一連の社会貢献活動があったそうです。
本田圭佑選手は「サッカー選手、企業家と教育者」の3つの柱で活動をしていく計画があるそうですが、国連財団のグローバル・アドボケートそしてMITメディアラボの特別研究員への就任など、着実に教育者としての活動を実践しています。まさに彼のポリシーである有言実行ですね。
サッカー選手は3本柱の一つですので、サッカー選手としてまだまだ活躍し続けると思います。本田選手が近い将来、引退を視野に入れてMITメディアラボの特別研究員に就任したわけではありませんね。
本田圭佑の企業家としての顔
本田圭佑選手は、オーストリアリーグ(2部)のSVホルンのオーナーでもあります。
SVホルンは、創立1922年という老舗のクラブで、2015年6月に本田圭佑選手がオーナーとなったんですね。
実は、本田圭佑選手は父親が社長をしているスポーツ・マネジメント会社「HONDA ESTILO」に所属しています。SVホルンを実際に買収したのはこの会社「HONDA ESTILO」です。
但し、本田圭佑選手は「チームのすべてに関わります」と自ら語っています。選手の補強、スタジアムの運営、顧客開拓、メディア対策などすべて行っているようですので、本田選手が実質的なオーナーということは間違いないですね。
また「HONDA ESTILO」はソルティーロという全国展開しているサッカースクールを運営していますが、こちらも本田圭佑選手がプロデュースしている組織です。
企業家としての本田圭佑選手も順調に成長し続けていると思います。
まとめ
本田圭佑選手は、2016年7月にMITメディアラボの特別研究員、そして6月に国連財団のグローバル・アドボケートに就任して、教育者としてグローバルに活動の幅を広げています。
本田圭佑選手は「サッカー選手、企業家と教育者」の3本の柱で、今後も活動していくので、近い将来サッカーの現役を引退することはなさそうです。
SVホルンのオーナーとしてすべてに携わり、企業家としても実績を上げている本田圭佑選手。サッカー選手としては無論のこと、本田選手がこれからどのような展開を見せてくれるのか、とても楽しみです。