(追記:2016年8月18日)
登坂絵莉選手は48キロ級決勝でマリア・スタドニク選手に対して、終了間際の逆転で見事金メダルを獲得しました。おめでとうございます!

登坂絵莉選手が先陣をきって金メダルを獲得したことで、女子レスリングに勢いがつきましたね。
58キロ級で伊調馨選手が4連覇達成。そして69キロ級では土性沙羅選手が金メダルを獲得するなど3階級すべてで金メダル。素晴らしい!

(追記:2016年8月19日)
川井梨紗子選手が63キロ級で金メダルに輝きました。
吉田沙保里選手は、53キロ級決勝で米国のヘレン・マルーリスに敗れて銀メダルとなりました。
4連覇そして勝ち続けることを期待されていた吉田沙保里選手のプレッシャーは言葉には表せないほど大変だった思います。吉田沙保里選手ご本人は、決勝で負けたことに責任を感じているようですが、もの凄いプレッシャーの中で得た銀メダルは、掛け替えのない価値がありますし、立派なことだと思います。
今回の女子レスリング代表6名は全員が志学館大学の卒業生あるいは在校生ですが、吉田沙保里選手がいたからこそ今回の金メダルラッシュがあったことは誰もが認めることだと思います


 

リオオリンピック女子レスリング48kg級日本代表で金メダル候補になっている登坂絵莉選手。

吉田沙保里2世と呼ばれるほどの実力の持ち主です。

そんな登坂絵莉選手の出身学校、両親のこと、そして経歴についてまとめてみました。

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登坂絵莉プロフィール

登坂 絵莉(とうさか えり)

生年月日:1993年8月30日(22歳)

出身地:富山県高岡市

身長 152 cm

高校:至学館高校(旧中京女子大学附属高校)

大学:至学館大学(旧中京女子大学)

所属: 東新住建(2016年4月~)

登坂絵莉の出身高校と大学

登坂絵莉選手がレスリングをはじめたのは小学3年生のときで、元レスリング選手である父親から勧められたのがきっかけでした。父親の登坂修さんは、高校時代に国体のグレコローマンレスリング48kg級で優勝している実力者なんです。

父親は、当初3歳年上の兄にレスリングを勧めていましたが、より興味をもったのが妹の登坂絵莉選手だったそうです。

登坂絵莉選手は最初はレスリング教室に通い楽しみながらやっていましたが、全国大会にでて初戦で負けたことが悔しくて、勝って日本一になりたいという負けず嫌いに火がついて、真剣に取り組むようになったそうです。

そして中学では、全国中学生選手権で優勝を飾り注目される存在になっていきます。

高校は、親元を離れて伊調馨選手、坂本真喜子選手、川井梨紗子選手などそうそうたる選手を排出しているレスリング名門校の至学館高校に入学します。

高校時代には順調に実力をつけて全国高校女子選手権で2連覇しています。また、3年の時にはあの山本美憂選手を破っているんです。

大学は、至学館大学に進学します。この大学は吉田沙保里選手をはじめに伊調千春さん、伊調馨選手、小原日登美選手とオリンピックメダリストを多く出している世界最強レスリング軍団ですね。

登坂絵莉選手にとって吉田沙保里選手は小学生からの憧れの人で、いまではとても仲が良い先輩で姉のように慕っているそうです。

霊長類最強女子と言われる吉田沙保里選手と一緒に練習できることは、登坂絵莉選手にとって計り知れないメリットがあるでしょうね。

大学時代に栄和人監督の指導を受けることができたのも、登坂絵莉選手にとって良かったですね。

栄和人監督は、スキンヘッドで吉田沙保里選手も指導している全日本女子レスリングヘッドコーチも兼任している有名な監督さんです。

登坂絵莉選手は、全日本選抜レスリング選手権大会4連覇、世界選手権3連覇などの吉田沙保里2世と呼ばれるほどの素晴らしい成績を残しています。

また、2012年世界選手権の決勝のときに不可解な判定で敗れて以来、公式戦59連勝していました。

2016年2月にバンコクで行われたアジア選手権では、残念ながら3位となっていますが、リオオリンピック前に負けたことで、かえって気が引き締まったのではないでしょうか。

これだけの実力がある登坂絵莉選手ですので、リオオリンピックでは金メダルを獲ってくれることを期待しています。

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登坂絵莉の父親と母親

登坂絵莉選手は、小学3年のときに全国大会の初戦で負けたことがきっかけで、レスリングで一番を目指すと誓います。それ以降、父親の登坂修さんそして母親の登坂安津子さんが家族一丸となってサポートしています。

当時競技人口が少ない女子レスリングだったため、練習相手を求めて富山県外にいい選手がいると聞けば、父親の登坂修さんと2人で遠征しました。泊まりがけの時は、節約のためワゴン車に寝袋を持ち込んで寝泊まりをしていたそうです。

登坂絵莉選手は、「お父さんとの遠征が一番楽しい思い出」だそうです。父親は「私たち親子は本気で一つのものを目指してきた」と語っています。

母親の登坂安津子さんは試合を必ず撮影しています。試合後は、自宅でその映像を何度も再生して父と2人で反省会をしたそうです。遠征からの帰宅が深夜になろうとも、すぐに反省会を行ったそうです。母親の登坂安津子さんもそばで見守って家族でサポートする。このことは登坂絵莉選手が、県外の高校に進学するまで続けれたそうです。

登坂絵莉選手は「両親が私をいまの場所に導いてくれた」と両親に感謝の言葉を述べています。

登坂絵莉選手は、一時レスリングを続けるか悩んでいた時期がありました。

至学館高時代、レスリングを続けていくことに悩んだ時期があった。担任教師から伝え聞いた父は、「好きなようにしなさい」とメールを送った。この時はもう一言だけ添えてあった。「お父さんは絵莉の一番を願っている」と。

登坂は、ずっと見守っていてくれる家族の愛情を再認識した。「結局、やめられなかった。強くなるしかなかった」

もし父の言葉がなかったら、後の世界選手権3連覇の偉業も、家族で夢見た五輪出場も、夢のまま終わっていたかもしれない。

リオデジャネイロ五輪へのカウントダウンは、もう始まっている。「自分の夢は、家族の夢。勝って喜ぶ姿を見せてあげたい。金メダルを何が何でも取る。絶対に」

引用元:YOMIURI ONLINE

登坂絵莉選手は、本当に素晴らしい家族に支えられているんですね。

登坂絵莉選手のリオオリンピックでの活躍を期待しています。

まとめ

登坂絵莉選手は、元レスリング選手だった父親の登坂修さんの影響でレスリングを始めまた。

全国大会の初戦で負けたことがきっかけで、レスリングに真剣に取り組むようになります。

高校に進学するまでは、父親の登坂修さん母親の登坂安津子さんが家族一丸となって、登坂絵莉選手をサポートしていました。

高校、大学は、レスリング名門校の至学館高校そして至学館大学への進学します。

登坂絵莉選手は、全日本選抜レスリング選手権大会4連覇、世界選手権3連覇そして公式戦59連勝をするなど、素晴らしい実績そして実力があります。

リオオリンピックでは、自分の夢、家族の夢である金メダルを是非取ってもらいたいと思います。

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